買ってしまった。マザーボード。
グラボも欲しい。
HDD(10本)も欲しい。
音楽製作用の機材も欲しい。
おそらく欲しいものリスト全部挙げると60万コースだろう。
その中の1つ、このマザーボードを購入し、早速載せ替え作業を行った結果。
リキプロの影響によるショートでCPUがお陀仏。
彼は血涙を流した。
こんな終わり方・・・・・!!!
そんなのって・・・・!!!!!
そんなのって無いよぉぉぉぉ!!!!!(C
V緒方)
というわけで買っちまいやがりました4790K
かなりムリしました。それでなくともマザボだけでギリギリだったのに・・・・。
ぼちぼち回していた新CPU、Core i7 4790Kのオーバークロックについての記事をそろそろ書き込んでいこうと思いますよ。
ちなみにこのOC検証してるPCの電源ちゃんに故障があったらしく、電源投入後のPOSTでよく固まったり、
ブートし始めるまで時間がメチャクチャかかったり、突然電源が落ちたり(泣)だったので正確に測れていない可能性があります。
またやり直しかな?ちょっと心折れそう。
M/B;ASUS MAXIMUS VII FORMULA
CPU;Core i7 4770K
;ENERMAX ETS-T40-BK (Black Twister)
MAXIMUS VII FORMULA BIOS 2304が出ていたので、数日前にアップデートを施しましたが・・・・そう、今確認しに行ったら・・・・
MAXIMUS VII FORMULA BIOS 2401
Improve system stability.
ファイルサイズ 5.78 MBytes
更新 2015/03/09
今日更新されてんじゃねぇかwwww
いいやもう・・・次の更新時にアップデートしよう・・・・。
ちなみにOCプロファイルとして保存したものも消える上に、別バージョン間で互換性はないのでアップデートするときにはデータでバックアップするのではなく、手書きバックアップを実施して下さいね。
さて設定を施していきます。
メモリーはX.M.P.対応なので、こちらはモチロン有効に。
今回の目的ではクロック倍率は[ 46倍 ]、4.6GHzへ。
CPUキャッシュ倍率の最小値を[ 8倍] 、最大値を[ 42倍 ]にして微妙にクロックアップ。
Fully Manual Modeを[ 無効 ]に変更し、詳細な電圧設定の項目を表示させます。
CPU Core Voltageを[ アダプティブ調整 ]へ変更。
オフセット調整符号を[ - ]へ変更(定格で0.070Vほど下げても上がってくる事を確認済み)
CPUコア電圧オフセット値を[ 0.015V ]へ変更。
Additional Turbo Mode Cpu Voltageを[ 1.290V ]へ変更。こんだけ盛ればアホほど安定化・・・。
結構重い処理のマルチタスクを普段から行いますが、これで落ちた事は無い確証のある電圧設定。ぶっちゃけ盛りすぎ。
ここでこの設定によるCPU挙動について説明を。
OCCTでLIN PACK AVX使用など行うと、1.290VまでCPUコアへの電源供給が行われます。
Prime95でも高負荷がかかるテストを実施すると、1.290Vまでがっちり電圧が盛られます。
しかし、比較的処理内容に余裕がある場合。OCCTで例えれば、AVXを無効にした場合。この場合、OffsetVoltageで下げた電圧である1.275Vで動作します。
OffsetVoltage [-] OC Voltage(Additional Turbo Mode Cpu Voltage) = 余裕ぶっこいた電圧
↑に当てはめると、0.015V - 1.290V = 1.275V
CPUが使用率100%でも比較的負荷が掛かっていない処理では、この1.275Vで動作します。Aviutlでエフェクトも何も掛けずx264超低速エンコ設定でかかる電圧はこの値になります。(当方の環境では)
勿論オフセット値なので、この値に応じて低負荷時の電圧も下がります。
逆に、オフセット調整符号が[ + ]だった場合、比較的余裕だった場合でも1.290V + 0.015Vの電圧(1.305V)が掛かります。
OCCT Linpack AVXの場合さらに電圧が上がって1.315~1.330Vの電圧が:(;゙゚'ω゚'):
1.315~1.330Vと曖昧になってしまったのは、正確な電圧が計れないからというのがあります。しかし、2段構えで電圧が上がりますのでこの辺りは要注意です。
オフセットがマイナスであれば、最大電圧はAdditional Turbo Mode Cpu Voltageの値になります。
+に設定する場合、あまり大きくしすぎない様にした方が良いと思われます。予想以上の電圧が掛かってCPUを痛めてしまうかも・・・。
さてさて、次の設定に移りますか。
お次はTurbo Boost時の電力値の上限解放を。デフォルトでは各CPUのTDPが上限値となっているので、ここでは200Wと設定しようと思います。
[Extreme Tweaker]→[Internal CPU Power Management]
Long Duration Package Power Limit の値を200に設定します。
それなりに冷却関係は整っていると思われるので、VRM(Voltage Regulator Module CPUに決めた電圧の電流をぶち込む部品)の設定を電流バランス維持側へ変更します。
[Extreme Tweaker]→[External DIGI+ Power Control]
CPU用VRMフェーズ制御方式 [ Extreme ]へ変更します。
ちなみに余談なのですが、仮想PCを使用する場合、Intel VT(Intel Virtualization Technology)を有効にしてやらないといけません。
OCには全く関係しないところです。
一先ずこれにてBIOSの設定は完了です。
さて、ここから電圧を絞っていきます。
ちなみに1.290VはPrime95で【長時間掛けても絶対落ちない電圧】を見つけ出した結果なので、この電圧じゃなくていいんです。
その辺りは電圧調整が終わってからのお話。
今回のオーバークロック記事では、OCCTを10分かけて落ちない電圧をメインに調べます。
最終的にはPrime95で激しい負荷をかけて数秒で落ちず、数分単位で耐えられる環境を作ります。
OCCTの設定を変更;強制終了の温度設定を95℃へ
Linpack AVXを有効へ
OC Voltage 1.280V 50s HEAT
OC Voltage 1.275V 1m 10s HEAT
OC Voltage 1.270V 1m 31s HEAT
OC Voltage 1.265V 2m 58s HEAT
OC Voltage 1.260V 3m 19s HEAT
OC Voltage 1.255V 3m 25s HEAT
OC Voltage 1.250V 10m 4s Completed
OC Voltage 1.245V 10m 0s Complated
OC Voltage 1.240V 10m 5s Completed
OC Voltage 1.235V 3m 58s Blue screen of death
1.280Vになると、流石にアツアツです。今回の検証ではAVXが有効になっているため、激しい負荷によりOffsetによりマイナスになっている0.020V分は適応されず、きっちり1.280Vで回ります。これ以降の検証も常にOC Voltageで回ります。
1.275Vではやっと1分回る程度。それでも不安定になる事はありませんでした。ギリギリの電圧だと負荷掛かってるときにマウスポインタがカク付いたりもたついたりすらしますから、その心配もなさそうです。
1.270Vは21秒ほど長く回ったようですが、それでもやはり早いです。結局は90℃あっさり超えてきますので。
1.265Vでは後もう少しで3分行くところでした。やはりダブルグリスバーガーは恐ろしい・・・。熱逃げてねぇ!!!
1.260V・・・。元々の電圧は1.290Vですから、0.030Vも下がって参りました。しかし不安定にな・・・・・?!
CPUが4.6GHzで回ってませんよ!というのは以前も経験済み。AI Suiteより電圧調整していましたが、繰り返し行っているとOCされている分が適応されなくなります。
というわけで再起動。。。。。ついでにBIOSのAdditional Turbo Mode Cpu Voltageも1.260Vへ変更。
再検証すると3分19秒回りました。3分超えてきましたね。
1.255Vでは前回の結果より6秒ほど持っただけ。瞬間的にCPU温度って上がったりしますからね。温度の更新タイミング等で落ちる事もありましょう。
1.250V~1.240Vでは10分間完走しましたが、1.245Vで一度ものの数秒で落ちました。やはり殻割り無しだと苦しいものを感じます。
1.235Vは3分58秒でブルスクが発生。「もう限界よ!馬鹿/////」という幻聴が聞こえましがとりあえずスルーしておきます。
一先ず3/9更新分はここまで。
ここから3/26更新分
さて、Prime95で負荷を掛けての検証を開始します。
設定は、Custom設定で
Min_FFT size [2048]
Max_FFT size [4096]
Memory to use[4500](自分の環境に合わせて下さい。大きくしすぎるとページファイルへ猛烈なデータ待避が入ります)
Time to run each FFT size [60]
では、今回の検証最小値の1.235Vより順次負荷テストを実施していきます。
目標は30分ほど完走すればよしとします。
この設定でこれだけ回れば割りと上々なので。
OC Voltage 1.235 [prime95 10m 19s] [1.250Vまで強制]
AI SUITEで見ると電圧はもっと高い数値で表示されます。当てになりそうにもありません。
しかし、CoreTemp読みでは1.250Vまで強制的に盛られてしまっています。CoreTempの仕業なのかどうか、他のツールでも確認してみましたが、やはりそれだけ盛られてしまうようです。最低ラインがあるのでしょうか。
OC Voltage 1.240 [prime95 5m 4s] [1.250Vまで強制]
OC Voltage 1.245 [prime95 3m 59s] [1.250Vまで強制]
OC Voltage 1.250 [prime95 5m 13s]
1.250Vまでは殆ど同じ結果となりました。
というわけで、試しに固定電圧でいくつか試してみようかと思います。
OC Voltage 1.235 [prime95 5m 13s]
OC Voltage 1.245 [prime95 22m 31s]
やはり電圧固定は安定するのでしょうか。22分も回っています。
しかし、自分は低負荷時にはきっちり電圧が下がって欲しいので、基本可変して貰える方向で環境構築していきます。
OC Voltage 1.255 [prime95 7m 18s]
この辺りからしっかりとOC Voltageが反映される様になってきました。結果もあと少しで10分いけるところまで。
しかし高負荷かけまくってたらBSODで落ちるかもしれない・・・。
OC Voltage 1.260 [Prime95 10m 26s]
さすがにここまで電圧盛れば10分は行く様になりましたね。今回の石も露骨なハズレ石ではなかったようで安心。
待ち時間は怠いけど徐々に長く動く様になりますたなぁ。
あぁ!殻割りしたい!
OC Voltage 1.265 [prime95 30m 15s]
一応この時点で確認した最高温度は76度。
途中から変わった目標30分に合格したのでこの電圧を常用電圧とします。
安定性は1.290Vの時と普段使うブンには何も感じません。よさそうな感じです。
OC Voltage 1.270 [prime95 39m 26s]
オマケ。
やはりOCは楽しいですね。
今度はベースクロックを弄りながらOC等やってみたいのですが、そのあたりがまだ分っていないのでいつか手を出したいと思っています。